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ニンニク

ニンニク.jpg

学名: Allium sativum

コメント

風味づけによく使われる、ネギ属の植物です。ニンニクをそのまま土に植えることで、芽を出して生長します。


階級(簡略版)

階級 名前
キジカクシ目 (33種)
ヒガンバナ科 (17種)
ネギ属 (6種)

階級(詳細版)

上界: 真核生物, 界: 緑色植物亜界, 門: ストレプト植物, 亜門: Streptophytina, 綱: Liliopsida, 目: キジカクシ目, 科: ヒガンバナ科, 亜科: ネギ亜科, 族: Allieae, 属: ネギ属


生息場所1

建て物の周辺


栄養(STFC)

日本食品標準成分表2015に基づいた栄養データです。

香辛料類-にんにく-おろし-

100 g中:

カロリー: 171 kcal

栄養 含有率 重量(g)
タンパク質 4
脂質 0
炭水化物 ████ 37
ミネラル 5

栄養(USDA)

アメリカ合衆国農務省(USDR: United States Department of Agriculture)が発表した栄養データです。 2016年に発表されたデータを掲載しています。

GARLIC POWDER

100 g中:

カロリー: 331 kcal

栄養 含有率 重量(g)
タンパク質 ██ 16
脂質 0
炭水化物 ████████ 72
ミネラル 3

生理活性化合物 2

化合物名 機能
アリイン 抗血栓。アリシンに変化(ニンニク粉砕時)。血小板凝集阻害
シアニジン3-O-グルコシド 赤色顔料。誘引(花粉媒介者)。成長阻害剤(幼虫)
ジメチルトリスルフィド 臭い成分(非常に不快)
ジアリルスルフィド ニンニク臭。フレーバー剤。刺激性(強:目・皮膚)
二硫化アリル 殺虫。真菌感染の機会を減らすために、アリウムセパを植える前に、土壌を処理するために使用。発芽刺激(土壌中に放出時)
アリシン 抗血栓。昇圧。抗生物質。ニンニクの主要な匂い分子。抗糖尿病

各種文献情報

利用

  • 野生種のニンニク(Allium vineale)と比較すると、栽培品種のほうがより硫黄含有化合物が豊富に含まれている。3

効果

  • 発汗薬、利尿薬、去痰薬、興奮薬として利用され、結核・咳・風邪の治療に用いられている。3 m
  • 広範囲の抗菌・抗真菌・殺ダニ・駆虫・殺虫・殺線虫・抗ウィルス活性を有する。3 m
  • 定期的な摂取は胃がんと逆相関の関係にある。3 m
  • 胃がん以外のがんには相関関係はないとされている。3 m
  • 含まれているジアリルジスルフィドおよびジプロピルジスルフィドに血糖降下作用および脂質低下作用がある。3 m
  • 動物モデルにおいて、インスリン感受性と関連するメタボリックシンドロームを改善することが示されている。4 m
  • ニンニク抽出物の主な有機硫黄生物活性分子であるアリルシステインは、抗糖尿病、抗酸化、抗炎症、神経保護特性を示す。4 m

分布

  • 中央アジアで発生した可能性が高いとされている。3 m
  • 世界中で栽培されている。3 m

部位

説明 画像
ニンニク-部位-茎-断面
ニンニク-部位-茎
鱗茎 ニンニク-部位-鱗茎

料理

説明 画像
ニンニクの芽 ニンニク-料理-ニンニクの芽


  1. (国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎

  2. knapsack doi: 10.1093/pcp/pcr165 ↩︎

  3. Foods,2017,6,63,doi:10.3390/foods6080063 ↩︎

  4. Frontiers in Pharmacology,2017,8,None,doi:10.3389/fphar.2017.00436 ↩︎


最終更新: 2020-04-10