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イチョウウキゴケ

イチョウウキゴケ.jpg

学名: Ricciocarpos natans

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イチョウに似た葉をつける、ゼニゴケの仲間です。アオウキクサやウキクサと同様に、田んぼに浮いていることがありますが、農薬の使用等によりその数が減っているとされています。


階級(簡略版)

階級 名前
ゼニゴケ目 (3種)
ウキゴケ科 (1種)
イチョウウキゴケ属 (1種)

階級(詳細版)

上界: 真核生物, 界: 緑色植物亜界, 門: ストレプト植物, 亜門: Streptophytina, 綱: Marchantiopsida, 目: ゼニゴケ目, 科: ウキゴケ科, 属: イチョウウキゴケ属


生息場所1

田んぼの周辺


生理活性化合物 2

化合物名 機能
riccionidin 赤色顔料
Lunularin 胞子の発芽を阻害
Lunularic酸 光合成を阻害。胞子の発芽を阻害。成長を阻害します。殺藻。子葉鞘の伸長を阻害。干ばつ抵抗を制御

レッドリスト3

カテゴリ 分類 出典
準絶滅危惧(NT) 蘚苔類 環境省(2012)

各種文献情報

生態

  • 雌雄同株。4 m
  • 土に接すると仮根を発達させ、陸生型に変化する。4 m

繁殖

  • 葉状体の分裂による無性生殖をするが、有性生殖については胞子体形成の有無や頻度には諸説ある。4 m
  • 軟泥化した土壌においては、陸生型ではなく水生型になっていた(滋賀県)。4
  • 5~7月にかけて、造精器・造卵器の形成が確認された(滋賀県)。4

分布

  • 汎世界的に分布する。4 m
  • 同じ場所に長年にわたり継続して生じる事例は少ない。4 m


  1. (国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎

  2. knapsack doi: 10.1093/pcp/pcr165 ↩︎

  3. 環境省のレッドリスト(レッドデータブック_第4次レッドリスト)の公開内容に従ったリストです。 このレッドリストは2012年に公開されたものであり、最新版への移行は現在進行中です。各都道府県における自治体が発表したレッドリストとは異なりますので、各都道府県のレッドリストは別個にご参照ください。 ↩︎

  4. 人と自然,2016,27,43-52,doi:10.24713/hitotoshizen.27.0_43 ↩︎


最終更新: 2020-04-10