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ジャガイモ

ジャガイモ.jpg

学名: Solanum tuberosum

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世界的に栽培されている、ナス科の植物です。ばれいしょとも呼ばれます。生長した芽や葉にはソラニンが含まれるため、食べる際には注意が必要です。


階級(簡略版)

階級 名前
ナス目 (27種)
ナス科 (16種)
ナス属 (7種)

階級(詳細版)

上界: 真核生物, 界: 緑色植物亜界, 門: ストレプト植物, 亜門: Streptophytina, 目: ナス目, 科: ナス科, 亜科: Solanoideae, 族: Solaneae, 属: ナス属


生息場所1

建て物、田んぼの周辺


栄養(STFC)

日本食品標準成分表2015に基づいた栄養データです。

いも類-じゃがいも-乾燥マッシュポテト-

100 g中:

カロリー: 357 kcal

栄養 含有率 重量(g)
タンパク質 6
脂質 0
炭水化物 █████████ 82
ミネラル 2

栄養(USDA)

アメリカ合衆国農務省(USDR: United States Department of Agriculture)が発表した栄養データです。 2016年に発表されたデータを掲載しています。

POTATOES,FLESH & SKN,RAW

100 g中:

カロリー: 77 kcal

栄養 含有率 重量(g)
タンパク質 2
脂質 0
炭水化物 ██ 17
ミネラル 1

生理活性化合物 2

化合物名 機能
インドール-3-酪酸 根形成誘導(シュート)。落花誘導。根形成誘導(切断)。根の伸長を阻害。開花を阻害。単為結実誘導。シュート再生(リーフディスク)。代謝物輸送誘導(根)
アルファソラニン 農業用殺虫剤(塩酸塩 )。嘔吐・下痢・幻覚・昏睡(経口摂取2.8 mg/kg)。腹水腫瘍の酸素摂取量を抑制する
calystegin B2 阻害剤(強:ベータ - グリコシダーゼ)。神経疾患(可能性)
プロパン-1-チオール フレーバー化合物
ジャスモン酸 光合成を阻害。根の伸長を阻害。落葉促進。花芽形成誘導。種子の発芽を阻害。根形成誘導。RubisCO分解誘導。側芽形成阻害。不定芽形成促進。老化刺激(果実)。POLEN発芽を阻害。気孔の閉鎖を促進。種子発芽亢進。オープニングpulvinuloを阻害。伸長成長を阻害。根の形成を誘導または阻害します。呼吸誘導
9リボシルシス - ゼアチン 側芽形成をエンハンサー。塊茎形成
ツベロン酸グルコシド 結藷ホルモン。( - 8)M 3 * 10 ^の濃度でインビトロで組織のtuberisationを刺激
ソラニジン 基質(ステロイド薬合成)。塊茎の毒
トリプタミン 前駆体(インドール酢酸)
2- carboxyarabinitol 1リン酸 昼行性調節。光合成酵素の強力な阻害剤は、1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼをリブロース
A3 calystegin 阻害剤(強: グリコシダーゼ)。神経疾患(可能性)
プロパン-2-チオール フレーバー化合物
p-クマル酸 抗肝毒性。アレロパシー。従って、腫瘍増殖を阻害するインビトロでのP-815およびP-388腫瘍細胞に対する細胞傷害活性、。抗真菌
アルファチャコニン 塊茎の毒

各種文献情報

利用

  • 塊茎が食用にされ、主食のほか副菜にも用いられる。3 m
  • 切断障害によって、活性酸素の除去に応答するため、アスコルビン酸の含量が急激に増加する。4 m

分布

  • 南米アンデス原産。3 m

毒性

  • 日本国内では食中毒の被害が年に1~2件報告されている。3 m
  • 毒としてはステロイドアルカロイド配糖体のグリコアルカロイドが含まれており、アルファソラニン、アルファチャコニンが95%を占める。3 m
  • 食後、数分~ 2日間ほどで消化器系症状(下痢、嘔吐、腹痛)、神経系症状(眠気錯乱、衰弱、視覚障害)、心拍数の変化、呼吸器障害が生じるとされている。3 m
  • グリコアルカロイドは1 mg/kgの摂取(成人)で吐き気等の症状を生じる。3 m
  • α-ソラニンやα-チャコニンに強い毒性がある。5 m
  • α-ソラニンやα-チャコニンの生合成経路は大部分が解明されている。5 m

部位

説明 画像
ジャガイモ-部位-花
ジャガイモ-部位-茎
ジャガイモ-部位-葉-2
ジャガイモ-部位-葉

料理

説明 画像
とりじゃが ジャガイモ-料理-とりじゃが
コフキイモ ジャガイモ-料理-コフキイモ
ハッシュドポテト ジャガイモ-料理-ハッシュドポテト
ポテトサラダ ジャガイモ-料理-ポテトサラダ

葉-同じ科

説明 画像
イヌホオズキ イヌホオズキ-部位-葉
キダチチョウセンアサガオ キダチチョウセンアサガオ-部位-葉
ジャガイモ ジャガイモ-部位-葉
タマサンゴ タマサンゴ-部位-葉
ツクバネアサガオ ツクバネアサガオ-部位-葉
トウガラシ トウガラシ-部位-葉
ナス ナス-部位-葉
ヒヨドリジョウゴ ヒヨドリジョウゴ-部位-葉
ホオズキ ホオズキ-部位-葉
ワルナスビ ワルナスビ-部位-葉

花-同じ科

説明 画像
イヌホオズキ イヌホオズキ-部位-花
キダチチョウセンアサガオ キダチチョウセンアサガオ-部位-花
ケチョウセンアサガオ ケチョウセンアサガオ-部位-花
ジャガイモ ジャガイモ-部位-花
タマサンゴ タマサンゴ-部位-花
ツクバネアサガオ ツクバネアサガオ-部位-花
トウガラシ トウガラシ-部位-花
ナス ナス-部位-花
ヒヨドリジョウゴ ヒヨドリジョウゴ-部位-花
ワルナスビ ワルナスビ-部位-花


  1. (国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎

  2. knapsack doi: 10.1093/pcp/pcr165 ↩︎

  3. 日本調理科学会誌,2017,50,164-166,doi:10.11402/cookeryscience.50.164 ↩︎

  4. 日本食品工業学会誌,1994,41,741-746,doi:10.3136/nskkk1962.41.741 ↩︎

  5. Nature Communications,2019,10,1-13,doi:10.1038/s41467-019-13211-4 ↩︎


最終更新: 2020-04-10