ホウレンソウ
学名: Spinacia oleracea
階級(簡略版)
階級 | 名前 |
---|---|
目 | ナデシコ目 (44種) |
科 | アカザ科 (5種) |
属 | ホウレンソウ属 (1種) |
階級(詳細版)
上界: 真核生物, 界: 緑色植物亜界, 門: ストレプト植物, 亜門: Streptophytina, 目: ナデシコ目, 科: アカザ科, 亜科: Chenopodioideae, 族: Anserineae, 属: ホウレンソウ属
生息場所1
建て物の周辺
栄養(STFC)
日本食品標準成分表2015に基づいた栄養データです。
ほうれんそう-葉-冷凍-
100 g中:
カロリー: 21 kcal
栄養 | 含有率 | 重量(g) |
---|---|---|
タンパク質 | █ | 3 |
脂質 | █ | 0 |
炭水化物 | █ | 3 |
ミネラル | █ | 1 |
栄養(USDA)
アメリカ合衆国農務省(USDR: United States Department of Agriculture)が発表した栄養データです。 2016年に発表されたデータを掲載しています。
SPINACH,RAW
100 g中:
カロリー: 23 kcal
栄養 | 含有率 | 重量(g) |
---|---|---|
タンパク質 | █ | 2 |
脂質 | █ | 0 |
炭水化物 | █ | 3 |
ミネラル | █ | 1 |
生理活性化合物 2
化合物名 | 機能 |
---|---|
GA9 | 老化遅延(葉)。葉鞘伸長誘導。胚軸伸長誘導 |
ヒスタミン | 炎症媒介。気管支拡張薬。血管拡張剤。刺激性。診断(胃液分泌・循環障害)。過敏症。しもやけ治療 |
GA1 | 伸長誘導(上胚軸)。糊粉で展示α-アミラーゼ活性。葉鞘伸長誘導。胚軸伸長誘導 |
蓚酸 | 漂白剤(革・わら)。繊維の仕上げに使用。有毒(可溶性の場合神経系麻痺)。皮膚に対して腐食性、および血中カルシウムを沈殿させます。縮合剤(ポリアミド合成)・染料中間体。金属や木材の洗浄に用います。止血剤(獣医) |
GA19 | 葉鞘伸長誘導 |
GA4 | 伸長誘導(上胚軸)。糊粉で展示α-アミラーゼ活性。葉鞘伸長誘導。胚軸伸長誘導 |
GA24 | 葉鞘伸長誘導。胚軸伸長誘導 |
Patuletin | 誘引(花粉媒介者) |
GA20 | 葉鞘伸長誘導。胚軸伸長誘導 |
GA5 | 伸長誘導(上胚軸)。葉鞘伸長誘導 |
GA15 | 葉鞘伸長誘導 |
葉酸 | 欠乏は、巨赤芽貧血の原因となります |
クメストロール | エストロゲン活性。ペルオキシダーゼ活性の非競合的阻害剤。抗真菌 |
各種文献情報
生態
料理
- 夏期のホウレンソウは、生育日数が短いために細胞壁のセルロースが薄く、加熱調理時に細胞壁が崩れやすい。4 m
- ゆでた後のシュウ酸の残像量は夏期よりも冬期のホウレンソウが多い。4
- シュウ酸がえぐみの原因と考えられる一方で、ホウレンソウからの水抽出物(シュウ酸が含まれる)とエタノール抽出物(シュウ酸が含まれない)では、エタノール抽出物にえぐみ(苦味)が感じられたことから、ホウレンソウの苦味がシュウ酸に由来しない可能性が挙げられている。5
- ホウレンソウのシュウ酸は腎結石やミネラル吸収阻害に寄与することが指摘されている。5 m
利用
- 赤軸ホウレンソウには、赤色の色素としてベタシアニン、イソベタニンが含まれている。6
- 赤軸ホウレンソウの赤色色素に関する遺伝子発現は、スクロース添加によって誘導される。6
- 現在(2004年時点)出回っているホウレンソウは、ほとんどが東洋系と西洋系の一代雑種である。4 m
- 夏期のホウレンソウよりも、冬期のホウレンソウのほうが水分量が少ない(約86~94%)。4
- 総シュウ酸(えぐみ)含有量は約400 mg% ~ 850 mg%である。4
害虫
分布
- 世界中で栽培されている。3 m
部位
説明 | 画像 |
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茎 | |
葉 | |
葉 | |
葉 |
葉-同じ科
説明 | 画像 |
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アカザ | |
ゴウシュウアリタソウ | |
ホウキギ | |
ホウレンソウ |
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(国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎
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knapsack doi: 10.1093/pcp/pcr165 ↩︎
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Sci Rep.,2016,6,1-10,doi:10.1038/srep19473 ↩︎
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日本調理科学会誌,2004,37,268-272,doi:10.11402/cookeryscience1995.37.3_268 ↩︎
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日本調理科学会誌,2006,39,357-361,doi:10.11402/cookeryscience1995.39.6_357 ↩︎
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PLoS One,2018,13,1-15,doi:10.1371/journal.pone.0203656 ↩︎
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関西病虫害研究会報,1979,21,33,doi:10.4165/kapps1958.21.0_33 ↩︎