ムラサキツメクサ(アカツメクサ)の効能と毒性
ムラサキツメクサは「アカツメクサ」としても呼ばれ、都市部では公園や空き地、河川敷などに群生しています。 同様にシロツメクサやモモイロシロツメクサも近い場所に群生していることがあります。
ムラサキツメクサの性質について、その効能や毒性について文献を参考にまとめました。
本ノートへの記載内容は本サイト利用者自身による診断を担保するものではございません。ご自身の健康や症状に関しましては、まずはかかりつけの医師にご相談ください。
毒性
- 羊に対して、多量の植物エストロゲンのために不妊になったとされる。
植物エストロゲンは女性ホルモンのように機能する植物由来の化合物群です。ダイズにおけるイソフラボンが有名です。 多量に摂取すると毒性がありますが、適量の場合には以下のように効能も期待されます。
効能
- 民間薬として以下の症状に使用される(効果を保証するものではありません)。
- 百日咳
- 喘息
- 湿疹
- 眼疾患
- 閉経後のほてりなど
含まれているフラボノイドがα-アミラーゼやα-グルコシダーゼなどの炭水化物消化酵素を阻害することで、肥満防止への効果がある可能性が見出されています1。この効果はシロツメクサも同様に有すると考えられています。
また、30 cm程度の初期の成長段階にエッセンシャルオイルを抽出した実験では、β-ミルセン、p-シメンおよびリモネンが多く含まれており、抗酸化作用があるされています2。