ヒメオドリコソウの効能
ヒメオドリコソウはシソ科の植物です。上の方の葉は赤みがつき、ピンク色の花を咲かせます。
ホトケノザと同様に道端によく生えており、ピンク色の花で彩があります。 ホトケノザとの違いは、 ヒメオドリコソウの花は小さく、ホトケノザの花は立つように長く咲きます。また、の葉はとがっており、ホトケノザの葉は丸いです。
シソ科にはハッカやペパーミントやラベンダーなど、いわゆるハーブとして利用される有用な植物も多いです。
ヒメオドリコソウもいくつかの有用な効果について調べられています。
効能12
必ずしも効果を保証するものではありません。
作用
- 殺虫作用、利尿作用、抗炎症作用、抗下痢作用、収斂性、止血、抗酸化作用、抗微生物作用等がある。
- 民間薬として、外傷、骨折、麻痺、高血圧等に用いられる。
- 各種ビタミン、フェニルエタノイド、配糖体が含まれる。
香り
- 精油に含まれる成分のうちα-ピネンおよびβ-ピネン(医薬品や香料の原料)が、葉には精油中の35.7%、苞には7.5%、花には75.3%含まれていた。
抗酸化作用
- ブタノール抽出物が高い抗酸化活性を示した。
- 高い抗酸化活性を持つポリフェノール化合物を有する。
コクヌストモドキの活動を阻害
コクヌストモドキは家庭内でも小麦粉やぬか等に発生する昆虫です。その活動を阻害する活性があることが報告されています3。この報告ではヒメオドリコソウを乾燥後に破砕し、エタノール抽出後に50% DMSO溶液で抽出しました。これを用いることで、コクヌストモドキへの接触毒性、燻蒸としての効果が期待されるようです。