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ホトケノザ

ホトケノザ.jpg

学名: Lamium amplexicaule

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公園や空き地にも生える、シソ科オドリコソウ属の植物です。丸く生えた葉に、ピンク色の花が立って咲きます。春の七草にホトケノザ(コオニタビラコ)がありますが、本種とは異なります。


階級(簡略版)

階級 名前
シソ目 (59種)
シソ科 (24種)
オドリコソウ属 (2種)

階級(詳細版)

上界: 真核生物, 界: 緑色植物亜界, 門: ストレプト植物, 亜門: Streptophytina, 目: シソ目, 科: シソ科, 亜科: Lamioideae, 族: Lamieae, 属: オドリコソウ属


生息場所1

建て物の周辺


生理活性化合物 2

化合物名 機能
Ipolamiide 摂食(昆虫)

各種文献情報

生態

  • 一年草。3 m
  • 温暖な気候では、秋に発芽して春に花を咲かせる冬の一年生、冬に発芽して春に花を咲かせる春の一年生、または春に発芽して秋に花を咲かせる夏の一年生植物として知られている。4 m
  • パキスタンでは、年間で二世代まで示すことが知られている。4 m

共生

  • 種子にはエライオソーム(脂質、糖、アミノ酸を豊富に含む)があり、アリにより運搬される。5 m
  • トビイロシワアリによって種子(エライオソーム)が運搬される。5
  • トビイロシワアリによって運搬された種子は、フタボシツチカメムシによる摂食が抑制される。5
  • アリにより運搬されたエライオソームは、種子は食べられることはなくその周りのエライオソームのみ食べられる。3 m
  • 種子に斑点がないものは、適応度が低く、発芽時間のばらつきが大きいが、アリによる嗜好性が高く分散に優れている。3

開花

  • 開放花と閉鎖花の割合は、光周期と温度に応答することが知られている。4 m
  • 開花期には、開放花の割合は0~50%の範囲で変化する。4 m
  • 長い光周期と高温(春)で開放花の割合が増加し、短い光周期と低温(秋)で開放花の割合が減少する。4 m
  • 春には秋よりも多くの花を咲かせる。4
  • 春に開放花の割合を多くすることで、受粉の成功率を高くしていることが示唆されている。4

披食性


分布

  • ヨーロッパおよびアジアに生息する。5 m

部位

説明 画像
先端 ホトケノザ-部位-先端
ホトケノザ-部位-花-拡大-2
ホトケノザ-部位-花-拡大
ホトケノザ-部位-花
ホトケノザ-部位-茎
ホトケノザ-部位-葉

葉-同じ科

説明 画像
アメジストセージ アメジストセージ-部位-葉
カラミント カラミント-部位-葉
キンランジソ キンランジソ-部位-葉
クサギ クサギ-部位-葉
コムラサキ コムラサキ-部位-葉
サルビア サルビア-部位-葉
シソ シソ-部位-葉
スペアミント スペアミント-部位-葉
セイヨウジュウニヒトエ セイヨウジュウニヒトエ-部位-葉
セージ セージ-部位-葉
トウバナ トウバナ-部位-葉
ハッカ ハッカ-部位-葉
ハナトラノオ ハナトラノオ-部位-葉
ハマゴウ ハマゴウ-部位-葉
ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ-部位-葉
ブルーサルビア ブルーサルビア-部位-葉
ペパーミント ペパーミント-部位-葉
ホトケノザ ホトケノザ-部位-葉
ボタンクサギ ボタンクサギ-部位-葉
マルバハッカ マルバハッカ-部位-葉
マンネンロウ マンネンロウ-部位-葉
ムラサキシキブ ムラサキシキブ-部位-葉
メボウキ メボウキ-部位-葉

花-同じ科

説明 画像
カラミント カラミント-部位-花
クサギ クサギ-部位-花
サルビア サルビア-部位-花
シソ シソ-部位-花
スペアミント スペアミント-部位-花
セージ セージ-部位-花
トウバナ トウバナ-部位-花
ハッカ ハッカ-部位-花
ハナトラノオ ハナトラノオ-部位-花
ハマゴウ ハマゴウ-部位-花
ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ-部位-花
ブルーサルビア ブルーサルビア-部位-花
ホトケノザ ホトケノザ-部位-花
ボタンクサギ ボタンクサギ-部位-花
マルバハッカ マルバハッカ-部位-花
マンネンロウ マンネンロウ-部位-花
メボウキ メボウキ-部位-花
ラベンダー ラベンダー-部位-花


  1. (国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎

  2. knapsack doi: 10.1093/pcp/pcr165 ↩︎

  3. Scientific Reports,2019,9,1-8,doi:10.1038/s41598-019-42158-1 ↩︎

  4. Annals of Botany,2016,117,681-691,doi:10.1093/aob/mcw013 ↩︎

  5. PLoS ONE,2015,10,e0133677,doi:10.1371/journal.pone.0133677 ↩︎

  6. 環動昆,2016,27,81-87,doi:10.11257/jjeez.27.81 ↩︎


最終更新: 2020-04-10