オカダンゴムシ
学名: Armadillidium vulgare
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人家の玄関にも普通に見かける、ダンゴムシの仲間です。ヨーロッパ原産とされています。一般的に「ダンゴムシ」といった場合にはこの種を指していることが多いと考えられます。身近にいる似ている種にワラジムシがいますが、オカダンゴムシのほうが形が山なりで丸みがあります。
階級(簡略版)
階級 | 名前 |
---|---|
目 | ワラジムシ目 (3種) |
科 | オカダンゴムシ科 (1種) |
属 | オカダンゴムシ属 (1種) |
階級(詳細版)
上界: 真核生物, 界: 後生動物, 門: 節足動物門, 亜門: 甲殻類, 上綱: Multicrustacea, 綱: 軟甲綱, 上目: フクロエビ上目, 目: ワラジムシ目, 亜目: Oniscidea, 科: オカダンゴムシ科, 属: オカダンゴムシ属
生息場所1
道路、川・池、建て物、田んぼの周辺
外来種の情報
状況 | 法律 | アラート | 備考 |
---|---|---|---|
現在定着(推定含む) | - |
(国内外来種の情報を含みます)
各種文献情報
生態
- オカダンゴムシのような地表性の動物は、日光の直射やそれによる乾燥がストレスになりやすいと考えられている。2 m
- 在来種のダンゴムシとは科レベルで分類が異なるため、繁殖干渉(交尾や交配を行うことや試みることによる繁殖成功率の低下)は生じにくいと考えられている。2 m
生息
- 畑地などに多く生息する。2 m
食性
- 農作物および植物の種子を食害する。2 m
- ダイズの収量はオカダンゴムシによる影響を受けない。2
- イネ科、カヤツリグサ科、シソ科(ほぼすべてホトケノザ)、ナデシコ科(多くはコハコベなどのハコベ属)が発生している場所では、オカダンゴムシによってシソ科およびナデシコ科が餌として多く摂食されていた。2
- ナスやトマトを食害する。2 m
- ダイズを食害する。2 m
利用
- 堆肥化資材としてダンゴムシ類が利用される場合がある。2 m
歴史
- 明治時代に日本に侵入および定着したと考えられている。2 m
生息数
- 森林環境におけるワラジムシ目の密度としては、平方メートルあたり100~400 頭 が最大値となっている報告が多いとされる。2 m
- 森林環境におけるワラジムシ目の密度としては、平方メートルあたり100~400 頭 が最大値となっている報告が多いとされる。2 m