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アオスジアゲハ

アオスジアゲハ.jpg

学名: Graphium sarpedon

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黒い羽根に青い模様がある、アゲハチョウの仲間です。クスノキを好んでその周辺を飛び交います。幼虫はクスノキの葉を食べます。クスノキは虫を寄せつけないように特有の分子(樟脳、カンファー)を出していますが、この蝶は好んで寄ってきます。他の虫を寄せ付けないという点で有利だと考えられます。


階級(簡略版)

階級 名前
鱗翅目 (90種)
アゲハチョウ科 (5種)
アオスジアゲハ属 (1種)

階級(詳細版)

上界: 真核生物, 界: 後生動物, 門: 節足動物門, 亜門: 六脚, 綱: 昆虫綱, 上目: Amphiesmenoptera, 目: 鱗翅目, 亜目: glossata, 下目: Neolepidoptera, 小目: Heteroneura, 上科: Papilionoidea, 科: アゲハチョウ科, 亜科: アゲハチョウ亜科, 族: Leptocircini, 属: アオスジアゲハ属


生息場所1

田んぼ、道路、建て物、公園の周辺


各種文献情報

  • 青色色素として、サーベドビリンが知られており、幼虫の皮膚や成虫のはねに存在する。2 m
  • 青色のパターンは、はねの膜の着色と針状の鱗粉によってできている。2 m
  • サーベドビリンの合成は光で誘導されるため、暗室下で生育すると、幼虫の体色は黄色になり、蛹を暗室下で羽化させると成虫は淡黄色になる。2 m
  • サーベドビリンの吸収波長は亜種によって異なる。2
  • 青色色素の合成の光誘導は、現在(2010年時点)で(鱗翅目の中では?)アオスジアゲハのみが知られている2

撮影

説明 画像
アオスジアゲハ-撮影-上-成虫
アオスジアゲハ-撮影-横-幼虫
アオスジアゲハ-撮影-横-成虫

発生

説明 画像
幼虫 アオスジアゲハ-発生-幼虫
成虫 アオスジアゲハ-発生-成虫

部位

説明 画像
はね アオスジアゲハ-部位-はね-拡大
アオスジアゲハ-部位-胸
アオスジアゲハ-部位-顔

行動

説明 画像
飛行 アオスジアゲハ-行動-飛行

関係

説明 画像
クスノキ アオスジアゲハ-関係-クスノキ
ハルジオン アオスジアゲハ-関係-ハルジオン
ヤブガラシ アオスジアゲハ-関係-ヤブガラシ

観察にもとづいた捕食・被食・競合などの関係を示します。


幼虫-同じ科

説明 画像
アオスジアゲハ アオスジアゲハ-発生-幼虫
キアゲハ キアゲハ-発生-幼虫

顔-同じ科

説明 画像
アオスジアゲハ アオスジアゲハ-部位-顔
ナミアゲハ ナミアゲハ-部位-顔


  1. (国土交通省が発表している「土地利用細分メッシュデータ」に基づいた生息場所です。 平成26年度版の情報に基づきます。 その土地利用区分内に発生することを保証するものではありません。 また、食料品・園芸・工芸品・加工品としての観察も含まれているため、自然下における観察状況とは異なる場合があります。) ↩︎

  2. 蝶と蛾,2010,61,256-262,doi:10.18984/lepid.61.4_256 ↩︎


最終更新: 2020-04-10